2012年10月7日日曜日

大学教員の公募について(年齢について)

以前の記事で二度ほど教員の公募・面接について書きましたが、今回はちょっと違う角度から。
今回のテーマは「年齢」です。
最近ではコネではなく、ちゃんと実力を問う真の「公募」が増えていることは以前言ったとおり。
ただ、そのようなガチ公募でも研究力や教育力、実績、人間性などの優劣だけで純粋に決まるわけではありません。
応募者の「年齢」が重要なポイントとなることも少なくないのです。
募集の段階で「教授」を募集するのか、「准教授」なのか、あるいは「講師」か、はたまた「助教」、「助手」なのかを明示していることが多いのですが、これは採用する側がある程度、どれくらいの年齢の教員が欲しいかという思惑の現れともいえるのです。

とはいえ、「准教授」や「講師」での募集では、求められている年齢が予想しにくいものです。
30~40代であることが多いでしょうが、場合によっては、50代かもしれませんし、20代かもしれません。
普通、内部のそうした「本音」を応募者が知ることはできません。

募集側の欲しい年齢層を推し量るひとつの手としては、応募部署の現職教員の顔ぶれ、そのバランスを知ることです。
年齢層に偏りがあればおのずと・・・。

もちろん、年齢など選考にまったく影響しないという場合もありますので、あしからず。